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オセロ

オセロのマニアックな話を書きます

名人戦等 

前回2018年の名人戦まで振り返ったので、今回はその後を駆け足で振り返っていきます。

2018/6/17 全日本選手権東京ブロック予選(2回目)
東京ブロック予選は2回開催されたが、どうせ通過出来るだろうとたかをくくって2回目から参加。
結果○○×○××の3勝3敗で全く惜しくもなく敗退。
2018年度のメジャー大会は王座戦が(多分)仕事の関係で参加できなかったので、結局これで終了となった。

2019年は1月から米国赴任予定で、米国代表で世界選手権出る気満々だったので、日本のメジャー大会には出場しなかったが、何故かビザが下りるのに約1年かかって結局ずっと日本にいた。
結局意味もなく出場機会を見過ごすだけになってしまった。

2020年1月にビザがおりたので渡米。2020年も米国代表で世界選手権出る気満々だったが、コロナにより全ての大会がキャンセルになったので実現せず。

2021年4月に帰国。2021年は世界選手権が開催されそうになかったのでメジャー大会は参加見送り。

2022年からオセロ大会復帰

2022/3/21 名人戦
4年ぶりの大きいオセロ大会でかなり緊張した。(といっても他の多くの参加者も最低2年ぶりくらいではあったと思うが)
出だし4連勝で準々決勝に進出し、久しぶりの割には手ごたえを感じた。
準々決勝の相手は下村五段
自分が白で引き分け定石からの変化が功を奏しやや優勢の局面。

20230323-1.png

白番
ここは冷静に見ると明らかにC7一択にしか見えないが、実戦は何故かE8。
おそらく何か別の進行の研究進行と混同していたと思われる。
以下B6A7と無駄に左辺ウイングも作らされて何がやりたいのかわからない。
一応終盤引き分け形勢まではいったが、結局黒引分勝ちなのでノーチャンスで敗北
これもよくある負けパターンの一つ「研究外れた直後に敗着」というパターンである。
そもそも上記局面まで黒はきわめて自然な手しか打っていないので完全な準備不足であったと思う。

2022/7/10 王座戦
出だし3連勝で準々々決勝に進出。
今回は上位2名世界戦代表に選ばれるとのことなので実質(?)準々決勝みたいなものである。
相手は世界チャンピオン・高橋八段で私の黒番。
正直当たることを想定しておらず全くの無策であったため、数年前に準備していた秘策を発動した。

20230323-2.png

ここで黒F2!
このブログの古い読者は見覚えがあるかもしれないが、これは2015年の名人戦で2戦採用して決勝進出の原動力となった進行である。(参考記事1参考記事2
このF2は正直ぱっと見は何が嬉しいのか全くわからないが、実際ソフト研究してもよくわからない。
しかし、打ってみると何故か勝てるという不思議な展開である。
本局は中盤形勢が揺れ動きながら進行し、白の勝負手G2が出て以下の局面

20230323-4.png

黒番
構想としては、A3から将来的にA4,A5と手を稼いで行きたかったのだが、A3に対してH5と当てられると受けが難しい。
以下H3G3A4が自然だがその場合F1のストーナーで上辺を確定されてしまうのが不満。
しかし、ここではA3H5に対してはA4!という好手があった。
大胆に露出した石を返してしまうので気づきづらい手だが、白がG1に打ってくれればストーナーは消滅した上でE7からA5のミニライン通しを狙って味良く打てるし、それ以外なら単にH1と取ってしまえば良いので微優勢だった。
実戦は結局この展開に気づかずA5からラインを切りに行ったが、F7から再度通されてやや苦しい形勢
一応以下の16個空き局面で引き分けの筋があったが、そんな手順は全く眼中になく敗着を放った。(なお、本大会のルールは引き分け有)

20230323-3.png

黒番
これは読者の演習問題とするので解答は省略する。
なお、高橋八段は終局後即座に正解筋を石数まで正確に指摘されて2度負かされた気持ちになった。
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[ 2023/03/24 00:00 ] オセロ大会 | TB(0) | CM(0)

広島耐久戦 その2 

遅くなりましたが、5/4の広島耐久戦の続きです。
前回は4回戦まで4-0で切り抜けたところまで書きました。

第1部 5回戦 hachi三段 黒

最近ツバメ定石研究してるので打ちましょう!って言ったらほんとに打ってくれた。
優しい。
14あたりで研究進行を外れて普通に有利になったと思いきや意外とそうでもないかと思いきた最終的にはやっぱり優勢で終盤に入った。
そして迎えた下図

2016-0220-3.png
黒番

ここで私はB8と下辺をウイングにし、E8C8G7と下辺をウイング攻めさせたのちにG2と打てば、以下H1H2G1でG列一色でG8H8の連打が確定して勝てると考えてB8にうった。
実際、実戦は想定どおり以下E8C8G7G2となったが・・・

2016-0220-4.png
ここでなんとH2!

言われてみたら偶数理論にはめるための普通の手である。
これを見落として終わったかと思いきや以下普通に寄せてぎりぎり引き分け勝ち。
これは運命力の違いと言わざるを得ない。

なお、賢明な読者諸君は気がついたであろうが、最初の局面ではE8C8G7と打てば左下が(実質)白から打てない3個空きになり、逆偶数もどきになって黒余裕勝ちである。

6回戦 dice六段 白
ロジステロに対して謎の変化で対応してほぼ互角の展開。

20160220-5.png

黒番

実戦はここでA4と来たため、E7と埋めて黒に壁を破る展開を強いることで優勢となりそのまま白が押し切った。
上図では正しくはH6で打つのが正しいようだ。(by WZebra)

というわけで、ここまで6連勝で第一部は全勝優勝。
しかし、広島耐久戦はあと12試合もあるのだ。
この程度でうかれてはいられまい。
(続く)















[ 2016/02/20 17:17 ] オセロ大会 | TB(0) | CM(0)

京都オープン 

5/4は京都オープンに参加して来ました。
去年は優勝だったので今年も連覇を目指して気合を入れて臨みました。
(前日までバックギャモンの大会とどっちに出るか悩んでいたのは秘密)

1回戦 虹色二段 黒

150903-1.png
白番

ここはD1が天王山です。
実戦はH3に来たので喜んでD1に先着し、相当良くなったかと思いましたが、
その後にひどい手を連発して混戦模様。
最後はなんとか勝ち。
一回戦から危なっかしい試合運びでした。

2回戦 蛍二段 黒

150903-2.png
白番

黒がF8と下辺に当てたところ。
もし白が下辺取ればストーナーだし、他の手なら手数的に黒良し、
と思っていたのですが、実戦はストーナーに構わずG8!
いざ取られてみると、ストーナーを打っても黒があまり得しない形でした。
実戦はやむなくストーナーを諦めてC8と打ったものの、
黒は構想を崩されており、白ペースの流れ。
この後もずっと苦しい展開でしたが、なんとか逆転勝ち。

3回戦 Y二段 黒

150903-3.png
黒番

ここでA2!が面白い最善手。
通常、単独でのC打ちは良くない、とされていますが、
この場合は左辺で1手稼ぐ手が他になく、A2が絶好手となります。
これに対して白はH2!と受ければ粘れていたようですが、
実戦は単にA3と当てて来たので簡明な黒勝ちとなりました。

4回戦 N六段 黒

150903-4.png
黒番

昨年の王座戦で負けた試合と全く同一手順で上図まで進みました。
前回はここでF1と打ったのが敗着だったので、
その反省を生かして今回はE1と変化。
その後も色々ありましたが、最後はなんとか勝ち。

5回戦 あるじょわ五段 黒

150903-5.png
白番

実戦はA5B4A4となってはっきり黒が良くなりました。
上図ではA4に打たれていたら、いつB7に打つのか悩ましく、難しい試合でした。

6回戦 O六段 白

150903-6.png
白番

上図の局面から、A2A8G1B2H4という一気に決める手順を発見して勝ち。


ここまでで全勝が一人となったので、最終戦引き分け以上なら優勝確定、負けても石数次第では優勝の可能性アリ、という状況でした。

7回戦 newk九段 白

150903-7.png
白番

ここまでは互角で進めていたのですが、ここでG2!が血迷った敗着。
実は、G2A2A1B1と打った局面で黒番になるという謎の錯覚を起こしていました。
あとは、勝敗ではなく、どれだけ石が残せるかというゲーム。
一応隅を取れている形なので、なんとか28個残すことに成功しました。


結果的に、この石を少しでも多く残す努力が実を結び、
大会自体は6勝1敗の石数トップで優勝。
連覇出来たこと自体は嬉しいですが、出来れば全勝優勝したかった・・・。


























[ 2015/09/03 21:55 ] オセロ大会 | TB(0) | CM(0)

3月シーサイドOP 

今更感はありますが、3/28の品川シーサイドOPの振り返りです。

1回戦 N六段 白
中盤からじわじわ差を広げて最後は簡明な勝ち形になって勝利。

2回戦 たおる七段 白
この試合は序盤でほぼ詰まれました。

150819-1.png
黒番

ここはD1くらいでもほとんど白死んでるのですが、実戦はB1!と最強手で攻められます。さすがオセロキング。
しかしその後白G4に対して黒H4と抜き返したのがやりすぎでした。

150819-2.png
白番

一見これでもまだ白が詰まれてるようにも見えるのですが、G3という若干見えづらい粘り筋があります。
というかここで一手稼げる形になれば、粘りというよりはもはや白のやや打ちやすい形勢でしょう。

実戦はこの後

150819-3.png
白番

ここでG2の予約ストーナーが決め手になりました。
以下はG列に黒石が乗った瞬間にD1にあててストーナーという方針で打てば簡明な勝ち形です。
(左上はブラックホールと呼ばれる形で、白はA1の隅さえ取れればさらにB2に連打できるのが大きくほぼ勝ち確。)
というわけで詰み寸前から辛うじて逆転勝ちできました。

3回戦 O二段 黒
序盤からじわじわ差を広げて勝てたと思います。

ここまでは良かった。しかし・・・

4回戦 N五段 白
麻布OBの五段
試合前に最近ツバメ定石研究してるアピールしてたら本当にそう打ってくれました。
(※ツバメ定石=F5D6C4G5。双方最善の進行とされているにも関わらず、双方の合意がなければこうならないため、実戦でこの進行になることは珍しい。)
しかし、よく考えると僕が研究していたのは黒番でのツバメ定石。白番だと一瞬で未知局面になって困りました。

150819-4.png
白番

黒がいい感じに引っ張っており、この時点で既に作戦負けしてる気がしたのですが、実はここはE8D8G3G4F7という感じでやや白良しだったようです。
僕はE8D8の交換をしてはA3へのアクセスが消えていよいよ詰まれるのではないかと思ってC8に打ったのですがこれは悪手でした。
E8D8の交換をしても後にB8からA3へのアクセスを作ることは可能ですし、そもそも実戦のC8に打ってもA3へのアクセスが楽にできるわけではありません。
その後は苦しい展開が続いて下図

150819-5.png
黒番

白がG6と打ったところ。
ここはG5H6を想定して白苦しいながらも戦えるかと思ったのですが、実戦はここでE2!
これで種石消えまくりでもうどうしようもなくなりそのまま敗戦。
しかしこの流れからここで上辺の壁を豪快に破る手は僕には出ない発想でした。まいりました。

5回戦 M九段 白番
麻布顧問の九段
やや白良しの定石進行から気持ちよく打ってたら、気がついたら負けてた・・・。

6回戦 K四段 白番
麻布生四段
2連敗してしまったので気分転換に滅多に打たない二手目斜め取りを打ちました。
はめ定石っぽい蛇を打たれて全く知らないので焦りましたが、なんとか序盤は死なずに済みました。

150819-6.png
白番

ここでC2に打つとC1に抜かれて左下連打を狙われてやばいかと思いきや、そこで連打を防ぎつつG8と取れば意外と戦えてることに気づき、面白そうなのでこの進行にしました。
しかし冷静に黒が下辺を取っていけば割と白絶望感が漂う局面になってきます。

150819-8.png
白番、絶望

しかしこの局面は実は思ったほど悪くなかったらしく、ここから逆転に成功します。

150819-7.png
白番

ここで白勝ちがあったらしいですが、全然わからなかったです、まいりました!

というわけで出だし3連勝からの麻布関係者に3連敗で3勝3敗でした。
この3連敗だけでレイティング100くらい持っていかれてしまい、麻布オセロ部の恐ろしさを思い知りました。






































[ 2015/08/19 17:48 ] オセロ大会 | TB(0) | CM(0)
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りばー

Author:りばー
プロオセラー目指してます

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